糖質の摂りすぎで太るのは間違いありません。
太るだけでも嫌ですが、糖質の摂りすぎは日常生活にも悪い影響出るのは明確です。
以下の自覚症状がある場合は糖質との付き合いを考えるべきでしょう。
関連記事:糖質によって太る原因メカニズム
目次
糖質の過剰摂取後は異常に眠くなる

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お昼ごはんを食べると眠くて眠くて仕方ない!それは糖質が原因です。
職場や学校で、お昼にランチを食べた後というのはしばらく眠くて眠くて仕方ありませんよね。
消化で胃腸に血が回っているので脳に血液が回らない
そう考えていませんか?
じつはそれは2割位正解で、本当は血糖値の低下が引き起こしているのです。
糖質と血糖の役割は身体にある6兆個の細胞を動かす生命エネルギーです。
エネルギーは体内にあるブドウ糖が燃焼されることにより作られます。
食べたご飯やパンパスタなどの糖質はブドウ糖になって小腸から吸収されます。
すると膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが出ているブドウ糖を血管から取り込みます。
そして取り込んだブドウ糖は肝臓や筋肉にあるグリコーゲンという貯蔵庫にしまっておきます。
このインスリンは血管内に過剰に摂取した糖質は血糖値を通常より下げすぎてしまう働きがあります。
血糖値を下げすぎてしまった体内ではどのようなことが起こるのか。
それはあなたもよく体験しているだろうと思われますがご飯の後眠くなったりするのがそれが原因です。
下がりすぎた血糖値を元に戻そうと甘いものは食べたくなるという欲求が増えるのも血糖値が下がりすぎるからなのです。
あなたが常日頃から甘いものが食べたい食欲が抑えられない
というのはこのインスリンが血糖値を下げすぎてしまい常に低血糖の状態を維持しているからなのです。
糖質依存をより強力にし糖質中毒から抜け出せなくなる
なぜ体に悪いと思っていてもこんなにも糖質を食べたがるのでしょうか。
これは炭水化物(糖質)を摂取することによって得られる脳内ホルモンの分泌が影響しているからなのです。
男性ならラーメンやカレー、女性ならケーキや甘いカフェラテなどでしょうか。
これらを食べると「幸せ」「達成感」を感じはずです。
これが脳のホルモン「ドーパミン」です。
ドーパミンは何かを成し遂げた達成感や充実感などによって分泌されるホルモンです。
しかし炭水化物(糖質)を摂ると簡単に分泌されてしまいこの幸せを求めるため、より多くの炭水化物(糖質)を求めてしまいます。
不幸な人ほど太っているという言葉があるように、不幸だからこそ炭水化物(糖質)を摂ってドーパミンを出し、一時の快楽に身を置いてしまっているのです。
恋したら痩せるというのも恋愛によって得られる達成感によりドーパミンが多く分泌され食べ過ぎを予防できるのです。
他にも精神安定ホルモンであるセロトニンが不足すると炭水化物を追い求めやすくなります。
関連記事:夜に食欲が出る理由はセロトニンが原因!今日からできる3つの対策
糖質の過剰摂取による血糖値の上下が血管内にダメージを与える

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また眠くなる、食べたいという衝動が増えるだけではありません。
血糖値の急激な上下動は血管にダメージを与えるとされています。
通称グルコーススパイクと言われており、これが繰り返されると血管にダメージを負い、動脈硬化などの恐ろしい病気になることもあります。
糖質を過剰に摂取し弱った膵臓の行く先は糖尿病

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高血糖が身体に悪影響を及ぼすメカニズムとはこの血糖値を下げることができるホルモンはなんとインスリンだけなのです。
すなわちインスリンを作るすい臓が酷使されると疲弊しどんどんボロボロになってきます。
酷使された膵臓が壊れインスリンが分泌できなくなった先に血液を濾過量にまで糖分が溢れてしまいます。これが糖尿病です。
糖尿病になってしまった血管は血糖コントロールができないためブドウ糖は血管内で暴れ放題、血管や神経にダメージが蓄積されていきます。
すると、細い血管からどんどんやられていき、腎臓障害、網膜症、神経障害などの病気が引き起こされます。
最終的には失明やら切断、人工透析まで現在日本で糖尿病の疑いのある人を入れると、患者数約2200万に40歳以上に限れば4人に1人の割合となります。
糖尿病が起因するガンは36万人

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糖尿病が原因による死因大事に心疾患20万人第3位脳血管疾患12万人
一位の悪性新生物ガン36万人
こちらは糖尿病になると免疫力が低下するためガンにも身にもなりやすいといわれています。
現代社会において、糖尿病というのは最も恐れるべき病気です。
今の日本の飽食時代において多すぎる糖質は毒なのです
まとめ
- 糖質を過剰に摂取すると血糖値は一時的に急上昇し血糖値を下げるためにインスリンが働くこのインスリンの働きにより平常の血糖値より下げてしまうため眠くなる
- 血糖値の激しい上げ下げは血管内のダメージを上昇させる、通称グルコーススパイクといわれ、動脈硬化の原因にも
- 血糖値を下げる内臓器官はすい臓のインスリンによる働きだけ常にすい臓を酷使した生活が続くとすい臓の機能が低下し糖尿病となる
- 糖尿病になると血糖のコントロールが不能になるため、細かい血管から糖により閉塞され
網膜、脚の先端が壊死し、腎機能も失われる
- 死因大事に心疾患20万人第3位脳血管疾患12万人これも糖尿病による免疫低下が引き起こす可能性が高い
糖質を摂りすぎる現代の世の中には、このような危険性がはらんでいるのです。
「ただお昼たべすぎちゃって眠いな」
この症状が出ている事態太る原因を作らせています。
さらに慢性的な低血糖を引き起こし食べたい衝動を増大させ、インスリンを酷使させ、最後には糖尿病への道を進んでいるのです。
糖尿病になった後は、厳しい食事制限と、人工透析や、壊死、失明などの恐怖におびえなくてはいけません。
糖質って怖い…
過剰な糖質摂取さえ予防すれば昼食事の後眠くなりませんし、将来糖尿病の心配もありません。
糖質を制限するこれだけでダイエット以外にもこのような怖い生命の危機から身を守れるのです。
今日からでも実践しようと思えたのではないでしょうか。