薄着になるといつも気になるぽっこりお腹。
Tシャツ一枚だと目立って情けない体にコンプレックスを抱いてしまいますよね。
「今年こそはお腹を凹まそう」
そう頑張って毎日辛い腹筋100回をノルマにして頑張った。
だけどお腹が凹まない!
辛い事を毎日しても結果が出ないのは辛いですよね。
実際腹筋の筋肉は鍛えられていますが、お腹を凹ますには腹筋運動は不要です。
日常生活お腹を凹ますような生活を続ければ、運動なんかしなくても勝手にベルトの穴が小さくなっていきます。
ではなぜ腹筋をしなくてもお腹を凹ますことができるのでしょうか。
目次
腹筋でお腹は凹まない原因は昔の常識は今の非常識
スポーツの常識と言うものは10年前20年前になると大きく変わってきています。
例えばその昔、
- 学校の部活などで運動中は水を飲むな
- うさぎ跳び3周だなど
今では絶対ありえない考えられないスパルタトレーニングが存在しました。
水を飲まない事やうさぎ跳びで体力アップしたり大会で優勝できたりするなど等
根拠が全くないことは、今だったら誰にでもわかることでしょう。
腹筋運動でお腹がへこむというのも昔の間違った考えと同様。
ダイエット目的のトレーニング方法として根づいている悪い習慣と言えます。
「でもいまだにジムで腹筋やっている人いますよね?」
確かに正しい腹筋運動を行うとお腹に筋肉がつき、筋肉がなかった頃に比べると引き締まった印象になるかもしれません。
ですが、これは筋肉を鍛えるとその上の脂肪が引き上がるという事実があるからなのです。
いくら腹筋運動をしてもお腹は凹まない理由
問題なのは、ぽっこりしたお腹気になる部分を一生懸命鍛えたところで、お腹周りにある脂肪がみるみる燃焼されていく現象は起きないということです。
そのため、フィットネスジムなどでの指導では「絶対に腹筋運動でお腹がへこむ」とは表現していません。
腹筋運動ではなく、お腹の引き締め運動として指導するのはこういった事実があるからなのです。
だからお腹を凹ますといわず引き締めと言ってるんです。
近所のフィットネスクラブの入会ポスターを見れば
「痩せる」とはかかれていません「痩せましょう」
「お腹が凹む」とは書かずに「お腹引き締め」と書かれています。
なお、フィットネス業界ではいわゆる、皆様のコンプレックスとなるポッコリお腹も筋運動でお腹が凹まないのは周知の事実なのです。
言ってしまうとダイエット目的のお客いなくなります。
フィットネス業界で働いている人たちにとって、この事実を知らない指導者はいません。
筋トレでは解消されないお腹のぽっこりは内臓脂肪
筋力トレーニングをした箇所はみるみる脂肪が減って細くなる
そのような部分痩せの奇妙なことは起こりません。
逆に胸を鍛えるとバストアップするという。
全く逆の話が信じられたりしています。
しかし、これらをすべて効果なしと切り捨てはしませんしやってはいけないとまではいませんが
お腹を引き締めるぽっこりしたお腹をへこませるというような効果は期待できません。
そもそも、お腹が出る大きな原因は内臓脂肪と皮下脂肪にあります。
特にB M I が22を超えている人でお腹がたるんでるという人のほとんどは内臓脂肪が原因だと考えられています。
お腹ポッコリの原因が内臓脂肪の人の場合
極論から言ってしまえば腹筋運動なんて一度もしなくてもお腹をへこませることは可能なのです。
辛い運動と食事制限同時じゃなくてもお腹は凹むということ。
内臓脂肪が付く大きな原因は食生活ですから食事改善のみで内臓脂肪を減らし、
確実にお腹をへこますことができるのです。
関連記事:腹だけ出てる男の一週間でウエスト5センチ減らす方法はたった1つだけでOK
腹筋運動をしたとしてもポッコリお腹の状態でやった場合、
お腹が出た状態のまま引き締まるだけですから根本的な解決にはつながりません。
ついてしまった内臓脂肪を燃焼させるには、日々の食事を改善することのほうはよほど。効率的で効果的なんです
食事制限しても運動してもお腹が出ている人の原因
逆にBMIが20以下の女性で、下腹部がぽっこりということであれば内臓脂肪ではないパターンです。
内臓下垂や姿勢の崩れ、筋力低下が原因であることが多いので、
この場合は筋力強化や立ち方を改善すると効果的であります。
ただしこの場合、筋力強化は一般的な腹筋運動を行なうのではありません。
正しい姿勢を保持するインナーマッスルを動かせるようなトレーニングが効果的です。
体幹を鍛えることによって内臓が正しい位置に収まりやすくなり内蔵が落ちたぽっこりお腹も引き上がりやすくなります。
お腹を凹ますにはどんな運動がいいの?
せっかく運動をしているのであれば、腹筋重視の運動よりも体全体の脂肪を落とすための運動を行うようにしましょう。
残念ながら腹筋やっても腹回りの贅肉は落ちません。
腹筋はつきますが、贅肉はそのままです。
腹筋による運動エネルギーは小さく100、200回やったくらいの消費エネルギーはたかが知れています。
おまけに筋トレは息んでやるため、脂肪を代謝するのに必要な酸素が十分得られないのです。
脂肪を落とすなら水泳やジョギングなどの有酸素運動が効果的です。
特に水泳のクロールは全身を動かす運動ですので、消費エネルギーはジョギングの倍近くもあります。
水泳が出来る環境に無ければやはりジョギングですね。
あとは階段昇降、ウォーキング、サイクリングといったところでしょうか。
有酸素運動は毎日30分以上はやらないと効果的が薄いうえに、体脂肪の中でも腹回りの贅肉は落ちにくい部位なので根気が必要です。
「もっと楽な方法ってないの?」
暇人ならともかく、仕事や家事で忙しい人はまとまった運動をする時間を作るのも難儀します。
運動を続けるのって大変ですよね。
ですが、もっと簡単に運動せずとも日常生活が常に脂肪燃焼状態になる方法があるのを知っていますか?
それが糖質制限です。
糖質制限をしてしまえば常にエネルギーは脂肪から使用されるように。
つまりは日常生活が有酸素運動状態で脂肪が燃え続けるようになります。
こちらに糖質制限についてまとめているので参考にしてください。
関連記事:ダイエットしても痩せない場合摂取する糖質を減らしたら激ヤセできました
まとめ
- ダイエット目的で腹筋運動をしてもお腹がへこむことはない
- お腹をへこますのであれば、内臓脂肪を減少させることが重要。
- 内臓脂肪を燃焼させるには、日々の食事を改善することの方が早い
- BMI が20以下の女性でお腹がポッコリされている人は内臓下垂や姿勢の崩れ、筋力低下が原因
- このような方はインナーマッスルを鍛えることによって内臓が正しい位置に収まりやすくなる
腹筋運動をすればお腹をへこますことができる。
というのは昔の悪しき習慣の名残です。
根本的にお腹をへこますのであればお腹についてしまった内臓脂肪を燃焼させることが必要です。
内臓脂肪を燃焼させれば自然と腹筋運動は一切しなくてもお腹をへこますことができます。
ただし腹筋運動は痩せ始めるとお腹に締まりが出て見栄えは良くなることは事実です。
「痩せたら腹筋鍛えようかな」
くらいの気持ちでまずは内臓脂肪を減らすことを重要視し、ダイエットに励みましょう。