食べることは人間の営みの一つです。
食べなければ栄養も摂取できませんし、体を作ることもできません。
「食べることこそ健康」
普通はそう思いますよね。
しかし、今の日本は飽食の時代となっていて必要以上に食べ過ぎてしまっています。
その結果生活習慣病や、様々な疾患に悩まされる人も多くいるのは事実ではないでしょうか。
そんな今の世の中だからこそ「あえて食べない」断食に健康効果があるのを知っていますか?
断食によって空腹でいるということは、人間の生体活動を活発にしてくれる効果や生活習慣病の予防に繋がります。
実際に日曜日の断食だけで、辛い月曜日が元気に挑めるようになれました。
では断食がなんで健康効果があるか説明します。
目次
断食の効果は料理会では当たり前
断食をすると力が出なくなると思われる方が多いでしょうが英語の断食という言葉は
「fast=しっかりする元気になる」
という意味が込められています。
飛行機に乗ったとき表示される。
「fasten seat belt」
「シートベルトをしっかりお閉めください」
のfastと語源が同じであることを考えると合点が行くというものです。
うなぎやエスカルゴ産地から都会のレストランへ運ぶときは餌を与えると、輸送中に途中で衰弱し味が悪くなるので断食させながら運ぶといわれています。
つまりは餌を与えるより断食させた方が生命力が強くなることを意味しています。
断食により動物も元気になる
鶏も卵から孵って8ヶ月程度で産卵をし始め、その後1年半くらいすると卵を産まなくなります。
そうなると以前は鳥を殺し食肉にしていたそうです。
しかも卵を産まない鶏は元気が無く不味く買い取り手も少なく安く買い叩かれるような、売っても二束三文程度、養鶏場農家もどうにかしたいなぁと考えていました。
それがある大学博士の勧めで殺す寸前の鶏に15日間の水断食。
つまりや水だけの断食をさせたところ2~3%は死ぬも、
残りの鶏は一度羽を落として丸裸になったてまた新しい羽が生え変わってきている。
若返りその後1年間産卵することがわかりました。
今ではどこの養鶏場でも鶏に断食をさせ、産卵期間の延長を図っています。
これを強制換羽と言います。
動物的な尊厳は置いておいて、食べないことへの生命力を向上させる効果というのは動物上ではよくある話なのです。
人間にとっての断食の健康効果
このように動物同様に人も断食をすると若返りになる効果があるのです。
食べないからこそ、元気になる断食をするということは、逆説的な健康法ともいわれています。
断食を実践したところ
- 日頃の立ち振る舞いが若々しくなったり
- シミそばかすが薄くなったり白髪が黒くなったり
- イキイキと作業を帯びたりと皆さんが驚くほど若々しくそして健康
体験者の話をくみとっていくと
「身体の内側から元気が溢れてくる」
という話です。
さらにダイエット効果も目を見張るほどでした。
断食がより体に良くダイエットにも、に役立つというのは訳があります。
なぜなら、断食中は体内の老廃物が排泄されて血液が浄化され、体の60兆個もの細胞が若返っていくからなのです。
このように断食をすると体力がなくなる、体が弱くなるというのはやり方が間違えているだけであって全くの誤解
断食はむしろ体にとても良いことなんです。
空腹でいる方が体もためになる
犬や猫は怪我をしたり体調を崩したりすると食べないでじっとしています。
食べないことで病気が治ることを本に目的にしているのです。
サバンナのライオンでさえ、ハンティングに成功するのは10回から20回に一回だそうです。
ということはいつも空腹でいることの方が多いのです。
人類300万年の歴史においても299万9900年以上は飢餓との戦いでした。
人類は氷河期間伐火災洪水なども天変地異のため、常に食料にありつけなかったというのが真実。
人間や動物の体は空腹や飢餓に対して、その健康と生命を守る対処の仕方を知っているわけです。
現代のように、朝が来たら朝食。
昼になったらということでお腹がすいてもいないのにただなんとなく胃袋に食物を詰め込む
というのは人類に歴史においては、初めての経験なのです。
最近ではコンビニが街中に乱立し、便利になったとともにいわゆる
「太るデブの素」
が入手しやすくなりましたよね。
昔の人は食べるものを「作る」必要や「保存していたのを少量食べる」程度。
せいぜいたくわんにお茶もしくはささやかなお菓子といった程度なのです。
現代の過度な過食は健康被害の温床にもなっている。
さしたる空腹感もないのにただただが食べているその結果、体内には
- 糖質
- 脂質
- 塩分
などを溜め込みすぎて
- 肥満
- 高脂血症
- 脂肪肝
- 糖尿病
- 痛風
- 高血圧
などの生活習慣の原因を作っているのです。
こうした余剰物や老廃物は血液を汚して様々な病気を引き起こし、血液の流れを悪くし、
女性特有の生理不順生理痛をはじめコリシミソバカスなどの原因にもなっているのです。
ですから栄養を過剰で肥満をはじめ、様々な病気にかかっている現代人にとって、1日一食を抜くプチ断食や1日や2日断食することは、体に有害どころか健康を増進させる上に、極めてる有効な手段にあるのです。
断食ダイエットは痩せる!断食が合う人
ダイエットをしようと言うと断食という言葉が時折出てきます
- 食べなければ痩せるのは当たり前だ
- 断食をやって1日でマイナス3キロ
- 断食をやるとその後のリバウンドで逆に太ってしまう
断食に興味はあっても実際断食はダイエットに良いのか悪いのかあやふやな状態と思っていませんか?
実際断食を適当な知識で行ってみると1日やそこらで痩せることは十分可能です。
ですが、断食の本質を知らないで行うと、当然リバウンドしてしまいます。
では断食の本質とは何でしょうか?
そして断食をすべきっす人やらないほうがいい人の違いとは何でしょうか
断食を正しく行えばこんなメリットがあります。
- 当然痩せます。
- 冷え性の人は冷え性が改善され便秘症の人も便秘が改善されます。
- 今まで食べ過ぎだったのを適量で満腹になることができます。
- ネガティブだった気持ちがポジティブになることができます
関連ページ:断食は痩せるだけでは無い健康効果とやるべき人とやらない方がいい人の特徴
糖質依存から脱却できる
男性で太りやすい人の多くは炭水化物依存症です。
特にご飯やラーメンと言った炭水化物を好み非常に食べ過ぎているという状態
その証拠に、中年になると顔は細いのにお腹だけ出ているといういわゆる中年ぶとりになる人がここ最近多くいます。
下手すれば今も20代の若い子もお腹だけ出ているという悲惨な状態にもなっていますよね。
断食を行うことによりこの糖質依存を脱却し体にいいものを食べるような意識付けができるようになるでしょう。
関連ページ:太るだけじゃない糖質過多が及ぼす3つの症状
集中力の向上
断食を行うことによって血糖値の大幅な上下がなくなるような食生活に切り替わります。
そうすることによって食事の後、急な眠気に襲われることもなくなり仕事や勉強が集中力を落とすことなく続けることができるようになります。
精神面での向上
断食を行うと食べることへの体力の低下が抑えられ気力がみなぎってきます。
今までネガティブに考えていたこともポジティブに受け止めることができ、子供の頃のような毎日がワクワクするような日々を得られるでしょう。
これは断食により脳のホルモンドーパミンの分泌が安定し、精神を安定させるメラトニンの分泌が腸内環境改善により安定しているからです。
特に肥満気味な男性の人も腸内環境が悪く、セロトニンの分泌が滞り精神的にイライラしやすい傾向がありますです。
断食を行うことにより、腸内環境が改善され精神的な安定を得られ気持ちも落ち着くことができます。
女性の場合の主な断食の効果は便秘改善と冷え性の改善で
女性の多くは加齢による筋力の低下によって、腸の蠕動運動も低下し体の水分排出のポンプの役割である筋肉でさえ衰えてしまい水太りの原因ともなってしまいます。
その結果下半身から太ももにかけてぽっこりとした、洋梨体型の肥満体系ができあがってしまうのです。
関連ページ:水太り洋梨体型の女性がなかなか痩せないたった一つの理由と3秒後にできる4つの対策
断食によって無駄な水分を排出させ、さらに、断食によって腸内環境を一度クリアにすることによって、代謝を向上させる効果があります。
代謝が良くなることによって便通も改善すれば、体内の毒素の排出もスムーズに行われ消化器官の機能も向上。
その結果痩せやすい体に自然となります
断食を行うべき対象者
特に
- 下半身ぶとりが気になる女性
- 便秘気味男性
- 中年ぶとりが気になってダイエットしなきゃと思われる人
このような人はぜひとも断食を行った方が良いでしょう。
また軽度な糖尿病の方にも断食は糖尿病予防に効果のある治療法です。
年末年始において、食べ過ぎ飲み過ぎで胃腸が疲れていて、
体や精神もクタクタになっている人も一度体や内臓を休めるためにも断食を行うのもおすすめですね。
痩せる目的だけではなく、断食は消化機能を向上させるのに効果のある方法です。
断食にふさわしくない人
断食のメリットや相応しい人を紹介しましたが逆に断食が相応しくない人もいます。
そんな人が断食をしたとしてもかえって食べすぎや体調不良を引き起こす場合がありますので、行う必要は無いでしょう。
18歳未満の男女
断食を行うべきではない人は18歳未満の未成年の方男女です。
なぜ未成年が断食にふさわしくないかと言うのは簡単で、未だ成長期て代謝も高い状態なって断食を行わなくても体力が筋肉があるからです。
18歳未満の女子が断食しようというのはただお腹を減らしてしまい、逆にリバウンドになってしまう原因の一つです。
このような人達が断食を行うとあまりの代謝の良さにお腹がすきすぎて耐えられなくなってしまいます
男性体脂肪10%、女性体脂肪20%未満の人
痩せすぎの人もやらない方が良いでしょう。
この方たちは充分健康体で代謝もよく、下手に断食を行うと体力低下を引き起こしてしまいます。
断食はあくまで体をリフレッシュするための行為の一つですので、健康に問題がない人であれば、無理して行う必要はありません。
便通も毎日快便日中もよく動く肥満の人
いわゆるりんご体系固太りという人が該当します。
このような人は代謝もよく便通もいいのに太っているということはいわゆる「食べすぎ」なのです。
健康すぎる故に食べ過ぎてしまうので断食をしてリセットをするメリットはあまり感じられません。
このような人達はまず太る食生活を見直す、食べる物を置き換えるダイエットが適しています。
断食は消化機能がマイナスを0に戻すという方がしっくりくる方法です。
このような人が断食をしたとしても空腹に耐えられずかえって過食を招いてしまいます。
まとめ
断食は動物でさえ行っている自然な治療法です。
人間も体や心胃腸が弱っている時そんな時は無理して食べずに断食を行い生命力を回復させるということも必要なのです。
今では何かしら元気がないときは食べなくてはいけないと言われていますが、むしろ食べないお香がかえって健康になるということもあるのです。
特に断食は20代中盤以降の男女で仕事や食生活。
接待などて疲れやすい体をいたわるときに必要な好意と思って良いでしょう。
ですから若い子が無理して断食をやる必要はありません。
疲れたとき体を寝て休ませると同じように断食は疲れた内臓を休ませてあげて、不必要な物質毒素を排出させる行為と思えばしっくりくるのではないでしょうか。
疲れたから休ませてあげるこれが断食の本当の目的です。
疲れから解放された臓器はまた活発的に機能し、あなたの心と体を活発に動かしてくれるはずです。