年齢を重ねると様々な不調が付きまといます。
- 冷え性
- ダイエットをしても痩せない
- 便秘
- アトピー
- イライラ
- 更年期
などなど。
悩みは様々ありますが、なんとスーパーで販売されている普通のしょうがでこれらの症状が劇的に改善できました。
一日3回、すり下ろして温めたショウガを食べるだけで、毎日内側から元気が漲るようになったのです。
今ではショウガが欠かせない生活。そんなショウガの効能や効果について紹介します。
目次
生姜の健康効果の歴史は古くから実証済み
生姜はインド原産の植物です。
大航海時代にヨーロッパの人々が競って本国に持ち帰った香辛料の中では、生姜は故障に次いで重要な品とされていました。
当時イギリスでは1ポンドの生姜が羊一頭に値するほど高価で、一部の上流階級の人しか口にすることはできなかったといわれています。
ヨーロッパでペストが流行った時、生姜を食べていた人に、死亡感染者はいないことがわかり
当時のヘンリー8世が生姜を食べることを推奨したため、一般市民にも浸透していきました。
以後イギリスではジンジャーブレッド、ジンジャービスケット、ジンジャーティーなど生姜をお使ったさまざまな食べ物が普及し、食文化として人々に親しまれてきているのです。
日本に入ってきたものも古く、3世紀以前に中国を経て日本に伝えられたことが魏志倭人伝に記載されています。
生姜には様々な薬効があることから、始めは食物としていましたが薬として用いられていました。
1000年以上たった今でも日本でも薬味や臭い消し、保存を効かせるなどの利用法や風邪を引いたとき飲む生姜湯など民間療法でも深く根付いているのです。
現代日本の生姜の効能の役割
現在の日本では、私達が服用する漢方薬の約70%に生姜が使用されています。
漢方では生姜と書いてショウキュウと読みます。
生の生姜を一度蒸して乾燥させたものを乾姜といい、ショウキュウよりも体を温める作用が強いため、より重い冷えが原因で起きる病気症状を改善させる漢方処方にも用いられています。
当然、民間薬としても長い伝統がありその代表が、風邪などに用いるしょうが湯。
今でも日常の食生活でも煮魚や肉の臭み消し刺身の毒消し。
冷奴の薬味などでもおなじみではないでしょうか
生姜の効果新陳代謝を促進水分の排泄体を温める効果
生姜は体を温め、新陳代謝を促進させてくれます。
生姜の辛味成分にはジンゲロンやショウガオールが含まれています。
この中でも、ジンゲロンには血液の流れを良くし胃腸をはじめとする内臓の働きを活発にする働きがあります。
この働きで血液の流れが改善し心臓が活発に働くようになると、腎臓に行く血液量も増えるさらに、尿の量が増加します。
肝臓や胆嚢へ流れる血液量も増え、これらの臓器が活発に働くようになると胆嚢から出る胆汁の量も増えます。
胆汁は脂肪を分解させ、コレステロールや脂肪や老廃物を尿や便と共に体の外へ排出させますから、ダイエットにも役立つことはいうまでもありません。
こうして全身の内臓が活発化すると新陳代謝が高まり体温が上がってきます。
発汗作用も強く、発汗と排尿促進て体の余分な水分はどんどん排泄されていきます。
つまりは水を飲むと太るという人にも効果があるということ。
さらに脂肪や糖分の代謝も高まりは体重減少へと結びつきます。
簡単にいうとこんな感じです。
- 血流改善
- 血流が良くなると腎機能が働き排尿作用が強くなる
- 肝臓・胆嚢の血流も良くなるため胆汁の分泌量も向上し
- コレステロールや脂肪や老廃物体の外へ排出
- 腸の血流も良くなるので蠕動運動が強化便秘改善にも
- 血流改善=体温上昇
- 発汗効果も高くなり老廃物も出やすくなる
- よって痩せる
この時点でやったことといえば生姜を食べるというだけです。
ただ生姜を食べるだけでこのような健康効果が得られるのですから、毎日食べたいとおもえますよね。
生姜は殺菌解毒消臭の効能があり、食欲も増進効果があります
生姜の原産地インドでは古来からの医学アーユルヴェーダにおいて、生姜は神からの贈り物と呼ばれるほどです。
また、中国の生薬辞典 中薬大辞典によると
「発汗作用がありまるを止、めたんもなくす効果がある」
感冒、嘔吐、体の余分な水分を排泄させるせきどめ下痢を治すと記されています。
風邪吐き気止めによく利用されるほか、中国の病院では生姜成分の抽出液をリューマチ患者に煎じ、十二指腸潰瘍や細菌性下痢の患者に用いて良い結果を得ているという報告があります。
最近の現代栄養学の研究に於いてもしょうがに含まれる成分は
ジンゲロンショウガオールのほか、
- ジンギベイン
- クルクミン
- ボルネオオール
- ピネン
500種類以上も発見されています。
「薬味のくせに凄い!なにそれ!」
と思うかもしれませんが薬味とは薬という漢字が含まれるだけあり健康効果が凄まじくあるのです。
ジンゲロンショウガオールには新陳代謝を高める作用のほか
- 殺菌作用
- 解毒作用
- 食欲亢進作用
- 消臭作用
もあります。
泌尿器の機能を改善させるためにも、腎盂炎膀胱炎の予防治療に良いという報告もあります。
生姜の香り成分であるジンギベインには胃腸を丈夫にする消臭、吐き気止めせきどめ神経痛緩和などの作用のほか、コレステロール値の低下、血圧低下にも良いことが判明しています。
女性の冷え性や水太りなどの洋ナシ体系の人に効果がありそうですが、実際男性特有のりんご太りに関してや生活習慣病にも効果があるのです。
生姜のダイエット具体的効果アトピー解消10kg の減量にも成功
加藤さん仮名
30歳OL
身長155cm
体重68キロ
アトピー性皮膚炎も悩み
小さい頃からステロイド剤を使用していたが改善せず良い漢方薬がないかと様々な治療法を試していました。
診察したところ平均体温は35度3度低くぽっちゃりしていて水太り型の肥満。
アトピーの原因が体温低下と水分過剰であり水分が行き場を失って、湿疹として出ているのだと話し、少食にし体をよく温めることを実践してもらいました。
その際に生姜を多く食べるプチ断食ダイエットを実践してもらうことにしました。
その結果、入浴後はもちろん日中でも汗をよくかくようになり尿の回数も増えて、だんだんアトピー症状が改善していきました。
加藤さんは生姜を多くとることよって体を温める効果が新陳代謝を促し水分の代謝を良くして
冷えと水分過剰であった原因だった、アトピーの改善と減量に成功したのでした平均体温も36度4分まで上がり冷え性も改善されたのです。
会社を休むほどの生理痛が生姜で改善
生姜の主成分ジンゲロン・ショウガオールにある鎮痛作用がよく効いた例もあります。
吉田さん26歳OL
吉田さんは会社勤めを始めてから冷房病に悩まされてきました。
冷房に入る時期になると体が冷えて、生理不順、生理痛が起き、生理の時は頭痛吐き気腰痛などが酷く会社に行けないことの症状でした。
病院にてホルモン治療も試しましたが改善する気配はありませんでした。
ところがある番組で生姜の効果を知り、生姜を多く食べるように。
これからは体が温まるのがよくわかるようになり次の生理の時には頭痛もイライラも不快もなく会社を休まずに済んだのです。
大きな変化は尿の回数が増えたことで1日7から8回行くようになったのです。
便通も毎日出るようになり、3ヶ月後には体重も3kg 減って54kg になりました。
生姜を食べることによって便秘も改善し、体重も減少。ピロリ菌まで除菌できた
藤田さん52歳
もともと便秘がちで、日頃から便秘薬を用いていましたが、ここ2ヶ月ぐらい薬を飲んでも効果がなくなり、お腹が張って困っていました。人間ドックで調べてもらった結果。
胃が荒れていて、ヘリコバクターやピロリ菌がいるのがわかりました。
抗生物質による治療を勧められましたわ漢方薬で治したいと、クリニックを訪れる時に生姜の服用をすすめられたのです。
結果生姜の効果によってピロリ菌を殺すこともでき、便通も改善しお腹の張りも乗ったと喜びの報告がありました。
体重も3ヶ月後には、5kg 入りもある効果にびっくりしてます
生姜のダイエット効果健康効果を得る摂取方法
100円以下で買えて痩せる効果も冷えやデトックス効果も高いしょうが、どうやったらその効果を高く得ることができるのでしょうか。
関連記事:生姜ダイエットを簡単にできるレンチンショウガや効果的な摂取方法とは
ダイエット効果や健康効果を思いっきり得るなら生姜を一日50g以上摂取がおすすめ
生姜の健康効果やダイエット効果をちゃんと得るのであれば一日50g以上は摂取する必要があります。
大きさにすると約スーパーで販売している生姜小分けサイズ1つ分くらい。
これを一日3食や間食などにすりおろしたり刻んだりして使用するようにしましょう。
「結構大きいけど食べられるかなぁ…」
と感じるかもしれませんが、すりおろしてしまえば割と簡単に摂取できます。
生姜の効果が得られる実感ですが。
首から背中の僧房筋あたり、肩甲骨周りからホカホカと暖かい感じがすれば効果が得られている証拠です。
実感がわかない人は量を増やしてみてください。
毎回の食事に欠かさず生姜を入れる
3食全てにおいてしょうがを使用するようにしましょう。
とはいってもしょうがをメインに食べるというのではなく、お豆腐の薬味に使ったり、臭い消し、炒め物になど、さりげなく入れる機会は多いのではないでしょうか。
わさびの変わりにしょうがで食べるという方法も良いでしょう。
チューブより固形の生姜を使用
チューブのしょうがは風味は高いですが、栄養効果が失われている場合があります。
使う場合はしょうが単体を摩り下ろしたり、刻んだりして食べるようにしましょう。
一回の使用は美味しく食べられる程度でOK続けること。
健康効果やダイエット効果があるからと言って生のままかじるようなことはしなくてよいです。
毎日毎食食べられて飽きずに続けるということが重要です。
幸いしょうがは他のスパイスや調味料と比べて親和性が高い食品ではないでしょうか。
様々な料理にちょい足しすれば無理なく摂取できます。
休憩中のドリンクはしょうが紅茶がおススメ!
しょうが紅茶で体を温め、血流を良くしながら水分補給ができる優秀なドリンクです。
普段清涼飲料水やカフェで甘いコーヒーを毎日飲んでいるならこのしょうが紅茶にするだけで即効痩せること間違いありません。
ストレートが理想ですが、甘みを効かせるなら黒糖や蜂蜜、オリゴ糖を入れると太りにくいけど甘さを効かせることができます。
朝食をしょうが紅茶にするだけでも朝から代謝アップで痩せやすくなります。
生姜の摂取が面倒なら
しょうがを毎日料理に使ったり、しょうが紅茶を作るのは会社勤めで難しい。
そんな一人暮らしの女性も多いのではないでしょうか。
そんな人は、しょうが由来のサプリメントや、しょうが成分が多く入ったハーブティーがおススメ。
これなら時も場所も使わずしょうがの効果を十分に得ることができます。
仕事から帰ってなにもしたくない…
という人もポットに水を入れるくらいはできますよね。
後はお湯を入れて浸すだけで幸せな気分になれる。さらに痩せられる
「あれ?ダイエットっとこんな簡単でいいの?」
とかんじますがそれでいいんです。
まとめ
スーパーで何気なく売っている100円程度のしょうがまさかここまで痩せ効果や冷え性、代謝アップ効果があるなんて…と思った人も多いのではないでしょうか。
下手なサプリメントで高額な商品を購入するよりも100円以下のしょうがを毎日食べていた方が痩せるのです。
灯台下暗しというように直ぐ痩せたいと思う気持ちも分かりますが、結局痩せるのは無理せず続けられるかどうかなのです。
しょうがは日本の食文化にも根強くなじんでいる食品です。
漬物、煮物、焼き物、蒸し物、スイーツにも飲み物にもなんでも使える万能食材、ちょっと目立たせてあげるだけで貴方のダイエット生活は急速にスピードアップしますよ。