日本人の1日平均摂取する塩分の量は
- 男性で11.1g
- 女性で9.4g
厚生労働省平成25年国民健康栄養調査結果の概要に記載されています。
厚生労働省の1日当たりの塩分摂取量の目標値
- 男性8g
- 女性7g
高血圧学会の1日当たりの塩分摂取量の推奨値
6グラム未満
腎臓疾患者の目安
3G から6g が理想
人工透析患者の目安
6g
WHO 世界保健機関の1日の塩分今日の目標値
5グラム未満
このように推奨されています。
日常生活でよく食べる食品の塩分量は
- ラーメンで平均5g
- うどんやそばで平均4g
- パスタで平均3g
- カレーライスで平均2.5g
- ハンバーガー平均3g
- 味噌汁平均1.5g
- 塩ジャケ平均3.5g
- 握りずし一人前醤油込み平均5g
- たくあん2切れ平均1.5g
このように何も意識せず食事を行っていると、1日に摂取する塩分量は非常に多く取っている場合が多いのです。
塩は私たちの体に必要で不可欠なものですが、摂取しすぎると害になる物の一つです。
脳卒中心臓病、高血圧などの生活習慣病の原因の一つが、塩分の摂取のしすぎによるものだといわれています。
そんな日常生活で摂取しすぎてしまう塩分、お酢はそんな塩分の取りすぎに有効です。
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お酢を食生活に取り入れることによる2つの減塩効果
食生活でお酢を取り入れることによって、2つの効果が期待できます。
- お酢の利尿作用によって体内の余分な塩分が排出される
- 調味料として使用の代わりにお酢を使うことで、減塩効果が期待できる。
減塩効果以外でも料理のレパートリーを増やしてくれるお酢の効果
減塩のために効果があるお酢ですがネガティブなイメージをわいてしまいますが、実は様々な種類のお酢を使うことによって、食事のレパートリーを増やすことができます。
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ただ、塩分を減らしてしまうような食事ではどうしても味気ない食事になってしまいます。
お酢を使うとこんなに塩分が少ないのに美味しく食べられるんだという新しい発見もあります。
- お酢は薄味で物足りない不満感を抑えてくれます。
- 茹でた青菜に醤油を少なくし、お酢を足すとさっぱりとした味になります。
- お酢には魚や獣肉に含まれるカルシュウムを溶かす働きがあります。
骨付きの鶏肉を煮る時にお酢を入れると、骨のカルシウムが煮汁に溶け出しよりカルシュウムを摂取することができます。
小アジやイワシなど小さな魚なら骨まで柔らかくなりあること食べられることができます。
いつもは醤油で煮るところを甘酢あんかけにしたりすると目先や気分を変えてくれるばかりか、塩分の摂りすぎを防いでくれます。
お酢を飲むと筋肉が柔らかくなり代謝がアップする
お酢を飲むことによって利尿作用を促進しむくみや薄味で満足できるため、少ない量で満腹感を得るというダイエット効果も期待できます。
そんなお酢をサーカスの軽業師や体操の選手はお酢をよく飲んでいるといわれています。
実際お酢ではなくクエン酸を多く摂取するようにしていますが、この効果によって疲労物質である乳酸がなくなり、筋肉が柔らかくなるからです。
筋肉が柔らかくなるということは血流が改善され、基礎代謝がアップするという効果も期待できます。
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血流がアップすれば体温も高まり、自然と脂肪燃焼が促されるということ。
減塩効果で血圧予防も出来てさらに、基礎代謝もアップさせることができる。
日常的にお酢をもっと取り入れようと思うのではないでしょうか。
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