30代でダイエットを始めても10代、20代と比べてやせることが難しくなっています。
例えるなら、今まではターボ付き車で山を登っていたのが30代は自転車で上るくらい。
「えぇこんなに大変なの?」
と思いますが今までが楽すぎたわけです。
30代苦労しても痩せないのには8つの原因があります。
「えぇ!8もあるの!痩せないじゃん」
いえいえ、細かく分けて8つです。
大まかにいうと1つか2つ。
人間は知能が備わっている存在。
そのままただ闇雲にダイエットをするのではなく原因を知り対策を講じれば楽に痩せることは十分可能です。
彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
30代痩せない原因について知りましょう。
目次
成長ホルモンの分泌の低下で1日100kcalの代謝低下
30代を境に成長ホルモンの分泌を低下していきます。
成長ホルモンの役割は様々ですがダイエットの観点だけ注目した場合
- 筋肉の増加を促す
- 脂肪の燃焼を促す
- 脂肪を取り込ませない
という作用があります。
何もしなくてもカロリーが消費される基礎代謝というものが低下
それが1日の基礎代謝低下力が100kcalだとしても1ヶ月で3000kcal
1年間で3万6000kcal
脂肪1kgに対して7200kcalですから約5キロ
「1年で10kg増えた」という人ま毎日余剰で200kcal増やしていたといことになります。
毎日100kcal分は消費を促すこ食事の量を減らさなくてはいけなくなるので痩せにくいのです。
10代の頃はろくに運動もせず食べ物ばかり食べても太らなかったと重います。
これは成長ホルモンのおかげといっても間違いありません。
30代ダイエットの成功のためには男女共通で成長ホルモンの分泌を増やす必要があります。
関連記事:成長ホルモンを増やす食べ物
エストロゲンの分泌も低下で太りやすく食欲は増す
女性の場合はエストロゲンの低下によって痩せにくくなります。
エストロゲンとは女性の卵巣から分泌されるホルモンで、妊娠や女性らしい体を作るために必要なホルモンです。
エストロゲンの働きは様々ありますが、ダイエットの観点としては
- 脂肪を取り込まないようにする
- 食欲を抑制する
というような効果があります。
基礎代謝の低下+エストロゲンの低下によって、食欲も増え、さらに脂肪がつきやすいという最悪な状態。
30代になったらおばちゃん体型になったという人も少なくないのではないでしょうか。
減りつつありエストロゲンを増やすためには食べ物によって補ってあげる必要があります。
関連記事:エストロゲンを増やす方法
30代は何かしら忙しいので運動の時間が取れない
30代になると仕事の立場も子育てもなど何かしら時間を取られてしまいます。
お子さんがいればお子さんのために時間を費やすのは当たり前です。
仕事もそれなりの立場になっているので、残業が多いでしょうか。
また仕事以外の付き合いも多くなるので時間を取る事も難しくなります。
運動するようなまとまった時間も取ることが難しくなるのが痩せにくい理由の一つです。
関連記事:30代基礎代謝をアップさせるハードな運動不要ズボラでもできる4つの方法
ストレスのはけ口が食うか飲むかで太りやすい
30代になるとストレスのはけ口が少なくなってしまいます。
10代や20代など他人に迷惑をかけても多少のやんちゃなら許される世代ではありません。
全てを投げ出して旅行に出るということも、30代になったら社会的信用も落ちますし再就職も難しくなります。
人に迷惑をかけず、しかも短時間でストレスを解消する方法といえば酒を飲むか何かしらのものを食べるかくらいでしょう。
特に甘いものを食べると、瞬間的にドーパミンという達成系ホルモンが分泌されます。
この達成系ホルモンドーパミンの分泌にはまり、甘いものや炭水化物を食べる
太る自己嫌悪するストレスがたまる
また甘いものなどを食べてしまう
という悪循環が生まれてしまいます。
自己肯定力が低くなるとまた余計にストレスがたまり、悪いループが続くことも多いのです。
30代はとにかくストレスが多い
30代はストレスが多い世代です。
- お子さんがいればお子さんや旦那、妻のことでイライラ
- 仕事も立場のあるポストで出来ない部下や後輩にイライラ
- むかつく上司と間に挟まれ取引先にも頭を下げる毎日
- 年老いていく親の介護についての将来の不安
- 自分の健康でもしかしたら自分も大きな病気を持っているかもという恐怖
- 30代になって下り坂な体力の低下や老化を実感する自分への苛立ち
- 同世代のある成功と自分の立場への苛立ち
などなど、きりがないほど毎日何もしなくてもストレスにさらされています。
上でも書いたように、ストレス解消法も食うか飲むかの二択。
不安を紛らわすために食べたり飲んだりして脂肪をつけ余計にイライラしてしまうこともあるでしょう。
関連記事:ダイエット中のストレス7つの解消法
慢性的な睡眠不足で成長ホルモンの分泌が低下
47都道府県で睡眠時間が最も短い県は神奈川県です。
埼玉県や千葉県でワーストにランキング。
これは東京に出勤や通告をするためにその分早く起きなければいけないからです。
30代になって神奈川県や埼玉県などにマイホームを建設した方。
通勤時間は往復1時間以上はかかっているでしょう。
睡眠時間の短さは脂肪の燃焼効果や、ある脂肪の吸着を予防するための成長ホルモンの分泌が低下しがち。
また睡眠不足はグレリンという食欲増進ホルモンの分泌も促進されます。
通勤以外でも仕事の忙しさも30代はピークとなります。
付き合いや家族サービスもあるでしょう。
ストレスもたまりがちで睡眠不足で成長ホルモンの分泌も低下しているそれが30代で太りやすくなる原因です。
関連記事:30代女性ダイエットしても痩せない体調悪くなるどうしたらいいの?
筋力の低下で基礎代謝が落ちる
成長ホルモンの分泌も低下しますが、そもそも30代は運動不足の方が多いです。
平日は毎日仕事でデスクワーク
休日は休日で家族サービスもしくは疲れて一日中寝ているということも多いのではないでしょうか。
筋肉も使わなければどんどん落ちていきます。
筋力が低下することによって基礎代謝は落ちますし、ボディーバランス自体もおじさんまたはオバサン化してしまいます。
関連記事:30代ダイエットムダな運動時間を作らず最短効率をで痩せるやり方
消化機能の低下で脂肪が蓄積されやすくなる
30代になると消化機能も衰えてしまいます。
自覚がある症状としては苦いものや酸っぱいものが食べたくなる
ジャンクフードを食べると胃もたれしてしまう
油物が苦手になってきた
消化機能の低下によって、食べたものが消化しきれず脂肪として蓄積されやすくなります。
下痢や軟便が多い、下腹部だけポッコリしているなどの症状は消化機能が衰えているといっていいでしょう。
関連記事:30代になって痩せにくくなったと感じたら飲むべきダイエットサプリメント
まとめ
30代ダイエットを楽に成功させるためには成長ホルモンやエストロゲンの分泌を増やすことが重要です。
その中で分泌を阻害するハードルである睡眠不足やストレスをいかに減らすかがポイントとなるでしょう。
運動も重要ですが、まずは成長ホルモンやエストロゲンの分泌を促すためにも
- 食事
- 睡眠
この二つを意識するように。
その後に余裕が出てきたら運動という方法をおすすめします。
ホルモンバランスが安定すると「やる気」が溢れ、不要な食欲も減ります。
全てをやるのは難しいので、どれか一つ一つを解消していくようにしましょう。