ダイエットするたび空腹になるとイライラしてこんな症状になっていませんか
- イライラが表情に出ている
- 怒りの沸点が低くなりすぐにキレてしまう
- イライラが収まらず日々悶々とした日々が続く
自分でも、
「なんてこんなキレやすい性格なんだ」
と思うほど空腹を感じるとイライラして自己嫌悪をしてしまいますよね。
空腹を感じてイライラしてしまうのは、脳の機能である理性を司る場所、前頭葉の機能が空腹によってエネルギー切れを起こし、本能がむき出しになるからです。
理性的な人間社会において、本能剥き出しで行動ると言う事は現実的ではありません。
「じゃあ私は空腹を感じてしまったらダイエットできないんじゃないの」
本能剥き出しになるのを抑えるために、常に脳にエネルギーを入れなきゃいけない=食べなければいけない
そう考えてしまうと思います。
ですが安心してください。
人間は空腹に打ち勝つために自分の体でエネルギーを作る機能を備えています。
脂肪燃焼させ脳のエネルギーにする。
この機能をフル活動させるようにすれば、空腹でイライラを抑える事ができます。
今までイライラしていた空腹がむしろ空腹でいることが気持ちを感じれる痩せのループに入って行けます。
目次
空腹イライラの原因
空腹になるとイライラを感じて辛くなると言うのは。
前頭葉のエネルギー切れによって本能を司る扁桃体がむき出しの状態になるからです。
前頭葉は人間の思考や理性を司る場所で、この前頭葉の発達により人間が知性を持った言われています。
前頭葉のエネルギー切れによって、本能を司る扁桃体が「戦うか逃げるか」という指令が出され、イライラという症状として表に出てくるわけです。
空腹イライラの症状
脳の扁桃体が活発になると動物的な本能が目覚めます「戦うか・逃げるか」過去のDNAが「命の危険だどうにかしろ」と訴えてくるわけです。
そんな時、身体や心はこのような症状が出ます。
- 怒りの沸点が低くなる
- 吐き気
- 呼吸が早くなる
- 脈が早くなる
- 胃の痛み
- 泣いてしまう
- 眠れない
人間には、怒り、興奮、活動など興奮状態になると活発になる交感神経。
そしてリラックス癒しなどを司る副交感神経がバランスよく働いています。
空腹を感じるとこの交感神経が優位に働きこのような症状が出てしまいます。
空腹でイライラが異常ですが病気?
空腹でイライラする病気で考えられるのは以下の2件です。
- 低血糖症(糖尿病)
- ホルモン異常
医療従事者でないので詳しくは明記しませんが、しっかり食べても空腹感を感じイライラするのであれば、いちどお近くの医療機関に診療されることをお勧めします。
空腹で異常にイライラするシチュエーション
- 彼氏(旦那)
- 育児
- 断食中
- 仕事
- その他人間関係
イライラする怒りの原因は、自分が思っていた感じたこととまるで違う行動や言動をされたときに起こりやすくなります。
特にその中でイライラしやすいのは人間関係。
たとえそれが肉親や自分の子供だとしても予想外の方法や言動にイライラしがちです。
社会人以降は自分が逃げられると言う状況も少なくなってしまいます。
イライラするから周り当たらないために食べてしまうというのも仕方ないことですよね。
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恋人や夫婦で必要のない喧嘩は甘いものが解決の鍵に
食べてイライラ解消すると言うのはあまりよろしくない響きですが、有効活用シチュエーションもあります。
例えば恋人同士の喧嘩や夫婦同士の喧嘩
お互い脳に糖が切れてイライラしている状況だと、理性的な会話や解決策も見いだすことができません。
一旦小休止をして、美味しいスイーツで脳も心も満たされてから話し合いましょう。
「なんでお互いこんなつまらないことでキレていたんだろう」
お互い脳にエネルギーが入って前頭葉の働きが正常化すれば実は意外と簡単に仲直りできます。
空腹でもイライラしない人ってなんで
人によっては空腹でもイライラしないしとっていますが不思議と思いませんか?
イライラしにくい人たちは
- 脂肪からエネルギーを作るケトン体が働いているので低血糖になりにくい
- 精神安定ホルモンであるセロトニンの分泌が多いのでストレス耐性が強い
- 前頭葉に余計なエネルギーを使わないようにガス抜きできている
などの理由によって空腹でもイライラしにくくなっています。
特に、脂肪からエネルギーを作り出すケトン体の働きが強い人は、空腹でもイライラせず理性的にいられてます。
今やるべき事は脂肪からエネルギーを作り出すケトン体を増やし、空腹でもエネルギーを作り出す体質になるということを目標にしましょう。
「そんな難しいことできるわけがない今までダイエットでこんな苦労しているのに」
と思いますが実は簡単です。
今日からでもそんな体質になる事はできてしまいます。
今日からできる空腹のイライラ5つの対策方法
ダイエット中空腹でイライラしないための心が落ち着くやり方を紹介します。
今からできる簡単な方法なのでやれる範囲で実行してみて下さい。
少しだけ糖質をチャージしてあげる
体に脂肪がつかない程度の脳に直接エネルギーとなる糖質をとるようにしましょう。
お勧めの糖質は
- ラムネ
- ブドウ糖タブレット
- 黒飴
- 蜂蜜飴
これらの糖質はすぐに吸収され脳にエネルギーになりやすい食品です。
普段過ごしているとイライラしてきたなぁと言うタイミングがわかると思います。
「この時イライラしやすいんだよな」
と言う時にラムネでも1つ2つほど口に入れておけばイライラしにくくなりますよ。
中鎖脂肪酸を食事に取り入れ脂肪から糖質を作りやすい体質にする
脂肪をエネルギーにするためのケトン体は、いちど肝臓の中にある糖質を全て空にしなければなりません。
断食もしくはファスティングが体のリセットに良いと言うのは、断食によって肝臓の中にある糖質を使い尽くし、脂肪燃焼させるために理に適った方法だからです。
「でも空腹になってイライラしてしまい断食どころじゃない」
2 、3日位ストレスフリーな環境に身がおけるような状態であればそれも実現可能でしょうか。
実際のところそううまくはいかないですよね。
こんな時こそ脂肪燃焼しやすくするための栄養素である中鎖脂肪酸を摂取するようにしましょう。
中鎖脂肪酸は体脂肪と結びつき、エネルギーに変換しやすい橋渡しのような役割をしてくれます。
中鎖脂肪酸には
- ココナッツオイル
- 亜麻仁油
- MCTオイル
などに含まれています。
一番使い勝手がいいのはMCTオイルでしょう。
ココナッツオイルや亜麻仁は香りにクセが強く使用条件が限られます。
熱を通すと機能が低下してしまうので生で食べるようにします。
サラダのドレッシングにしたりコーヒーや紅茶に入れるなどで使用するようにしましょう。
中鎖脂肪酸が含まれる油は使い勝手が悪いというデメリットがあります。
直接中鎖脂肪酸を摂取するのであればサプリメントがお勧めです。
たんぱく質の摂取量を増やしてホルモンバランスを安定させる
- 空腹を抑制するためのホルモンであるレプチン
- 脂肪を劇的に燃焼してくれるホルモン成長ホルモン
- 日中の活動劇的に改善するホルモンアドレナリン
これらのホルモンの原料はすべてアミノ酸つまりはタンパク質になります。
ダイエット中陥りがちなのはタンパク質不足。
「太っちゃうからお肉は控えなきゃ」
と言って野菜中心の食生活をしていませんか?
タンパク質が不足してしまうと、これらのホルモンの分泌されなくなり、空腹のイライラが強くなってしまいます。
逆にタンパク質をしっかりとっていればホルモン分泌の安定化し、空腹でイライラすると言う事は驚くほど減ります。
貧血にならないように鉄分を補給する
貧血も空腹によるイライラを増長させてしまいます。
貧血になると脳に酸素が行き渡らなくなり、ホルモンの分泌信号が鈍くなってしまいます。
レバーや赤身肉、小松菜、卵などダイエット中でも積極的に食べるようにしましょう。
食事において鉄分はなかなか呼吸しにくい栄養素です。
体への吸収が良いヘム鉄のサプリメントを活用するのもおすすめします。
普段の食事でも糖質を食べ過ぎないようにする
普段の食事でも糖質の食べ過ぎは血糖値を急上昇、急下降を繰り返し太る原因になります。
特に甘いものや炭水化物中心に食事をした後
「ああ甘いものがたべたい」
「しょっぱいものが食べたい」
例えばお昼ご飯にラーメンを食べた後甘い菓子パンが食べたくなる。
甘いケーキを食べた塩っ気が利いたスナック菓子が食べたくなる
こんなことよくあるのではないでしょうか。
これが糖質を食べ過ぎてしまう弊害です。
完全に糖質をカットするのは難しいですから
- 食事の前に糖質吸収阻害のサプリメントを飲む
- 先にサラダを食べてもしの吸収を緩やかにする
- 食前に青汁を飲んでサラダと同様の働きをさせる
- 糖質の吸収を抑制するお茶を先に飲んでおく
やれる範囲で工夫をして糖質の吸収を緩やかにしてあげましょう。
まとめ
空腹を抑えるにはホルモンバランスの分泌を正常化してみましょう。
無理して我慢していてもただ辛いだけです。
ちゃんとホルモンバランスが安定化していれば空腹の辛さは100だったのが30から20まで落ちます。
ホルモンバランスはタンパク質が鍵となっているので1日のタンパク質の割合を増やしてみましょう。
悪質の原料であるお肉や魚介類を食べるのに抵抗がある人は、プロテインやダイエットシェイクでカロリーを控えながらタンパク質をチャージしましょう。
そうすればおやつも抵抗なく食べれます。